テールライトだらりでシートカウルDIY補修

　先日のツーリングで前方車載カメラの外部マイク音声入力がされていなかったので、マイクを確認する為に取り敢えずシートカウルを外そうと後ろに回ったら、なんとテールライトが垂れ下がっていてシートカウルとの間が２cmほど口が開いたようになっているではないか。

　 テールライトを取り出すとテールライトのフック状の部分に挿し込まれる何かが足りない。↓



　ナンデ？と記憶を辿ると思い当たることが．．．。新しい外部マイクを設置した後にシートカウルを戻そうとした際、テールライト付近を無造作に掴んで持ち上げたら、パッチンと言う音がしたのを思い出した。多分その時にテールライトのフックに噛み込んでいる爪が折れ、テールライトがカウル内側に当たった音だったのであろう。

　予備のシートカウルを引っ張り出して比較すると案の定爪があった。しかも小さく細くて薄い爪が三本ずつ出ている。なんでもっと頑丈な爪が作れないのよ。



　テールライトが奥に入り込んでなんとか引っ掛かっていたのが走行中の振動でだらりと下がったようだが、後ろから見ててさぞかしカッコ悪かっただろう。(^^;)

　さてどうしたものか。手っ取り早くシートカウルとの空隙にスペーサーを噛ませ、強力両面テープで張り付けてしまおうか。でもセンターアップマフラーの熱で下がって来たら嫌だしな。

　そんじゃ、プラリペアで爪を作ってやれ！と言う事で、まずは爪の型取りにチャレンジ。『型取くん』ではなく、大昔に買って未開封だった『型想い』とか言う商品を使って型を取ってみたが、一箇所あたり3本のこんな小さなスリットに樹脂を流し込んでくっ付く訳がないと断念。↓



　ならば総アンコでの爪でどうだとスリットの間の型材をカッターで切り落として一塊の爪にする事にした。



　流し込んで硬化したした樹脂を削っているうちにポロっと取れてしまったりを何度か繰り返して、ようやく手応えのある丈夫そうな爪が出来上がった。念の為爪への衝撃を緩和すべく、薄いスポンジテープを爪に貼り付けてテールライトを組付けた。



　音声入力の不具合については外部マイク自体やケーブルを点検しても特に異常はなく、試し録りしたら音声が良好に入力されたので、ケーブルのテンション具合を確認して元に戻した。
　録画ビデオのタコメーターの動きと睨めっこしながら、リアカメラの音声を同期させて動画編集した手間暇は何だったんだろうか。


　シートカウル内にはETC、パワーコマンダーⅢ、スピードヒーラー、クイックシフターEASYモジュール、外部マイク2個、SENA SM10、Lightningケーブル、充電器接続ケーブル、車検証コピー・予備ヒューズ、それに最小限の工具と百均雨カッパを納めていて、SC57型は意外と積載力がある方だ。↓



　願わくばもう一度紅葉を撮りに行きたいので、撮影機材をポンと入れてすぐ出発出来るよう、CBRはシートバッグを装着したままにしておく。





　RSV4は本日トリクル充電を繋ぎ車体カバーをかけて冬眠させた。来春はタイヤ交換するのでタイヤカバーは未装着とした。もし車体カバーをめくるとしたら、エアフィルターとプラグ交換をする気になった時だろうか。